通勤の道すがら、甘酒横丁の呉服屋さんのショーウィンドウ にひときわ目を引く着物が。
濃い色の地に白い曼珠沙華が描かれていました。
真紅の花でないのは、この花が霊界への橋渡しという意味のあるのを、
より一層、思い出させてくれます。
さて、先月のお盆明けに山形県鶴岡の友人から味が濃くていくらでも食べてしまいそうになる“
だだ茶豆(お父ちゃん)”をたくさん送ってもらい、お客様にも楽しんで頂きましたが、
豆も奥手の“がが茶豆(お母ちゃん)”になりました。
豆の種類も「秘伝」というもので粒の大きさは日本一と言われていて、
今の時期は枝豆として、冬は乾燥させた青大豆をひたし豆で頂きます。
山形県では、秘伝を枝豆で食べるのは9月のお彼岸位までですが、
新潟の友人は10月だと言っていました。だだ茶豆、がが茶豆、
そして、あんちゃ豆(兄ちゃん)なんていうのもあるそうですよ。
それぞれが、味に特徴があってとても美味しいです。
先日、魚屋の前を通ったら、時鮭(ときしらず)の塩鮭にした大きな頭があったので、
紅鮭の身と、この頭を3個買って大鍋でコトコト灰汁を取りながら丸2日ほど煮た後、
宗玄の大吟醸の酒粕、大山の諸白と最高級の酒粕を加えて注意深く弱火で煮ました。
酒粕ですから、アルコールも多少含まれています。
私は、下戸ですから、炊きたての御飯に。いつもは、もっと、暮れ近くに作るのですが、
時鮭は、脂があって新巻鮭とは又違った美味しさです。ご馳走しますね。