投稿者「sinkou」のアーカイブ

6月9日(土) 蛸の事。

紫陽花の花玉が雨露で重たそうな昨日、関東は梅雨入りしました。

前回のブログでは、三崎 の地イカのメトイカの事を書きましたので、

今日はメニューに地ダコの刺身とある、蛸(真蛸)の事を取り上げてみます。

神港が、三崎で営業していた時は、葉山から通っていたので、大体は、佐島の蛸でした。

今は、金田や松輪の蛸を蛸漁師さんが届けてくれます。

大蛸より、中蛸(1Kg~1.5kg)位のが美味しいです。

蛸って、結構、頭が良いです。

悪食で、何でも食べますが、特に貝が好きで、鮑でもサザエでも二枚貝でも、

貝の殻の穴から脚の先端から毒を入れて弱らせて貝をこじ開けて食べてしまいます。

漁師さんは、よく蛸が湧いた(沢山いる時)は、鮑が不漁だと。

海老、蟹も大好物。そういうものを食べているから、味が良いのかもしれません。

脚の付け根の奥に黒っぽい嘴の様なものがあって、主人は、それに噛まれた事も。

以前、獲りたての蛸を発泡スチロールの箱に入れて自宅まで持って来てくれる車に乗っていた時、

蛸が、グ~、グ~と凄い声で鳴いてビックリしました。

暫くして蓋を押し上げて、隙間から蛸が逃げ出し車内で逃げ回り私はキャ~キャ~大騒ぎでした。

まだまだ、面白い蛸の話がありますから、

毎年、蛸の事を書いている半夏生の頃に、続きを書きますね。

蒸し暑い、梅雨時には、夏バテを予防する蛸が1番。

どうぞ旨味のギッシリ詰まった三崎の地蛸をお召し上がり下さい。

6月1日(金) 初夏のお楽しみメトゥイカ

青葉繁れる頃の三崎の味は、何と言っても、メトゥイカです。

私も漁師さんのようにメトといいますが、

剣先イカの仲間で、赤イカともいい、小ぶりなイカです。

主人が釣りをしている頃は、このイカを釣ってくると、

イカの体表の細胞が虹色にクルクル動いてキレイで飽きずに見ていました。

今頃の時期から城ヶ島大橋下の向ヶ崎の岸壁から陸釣りでも釣れるのですが、

近年は本当に少なくなりました。

歌舞島の前のイカの産卵場だった所を埋めたててしまってから全くダメだ、と漁師さん。

三浦はマグロで有名ですが、この地イカもまけない美味しさ。

甘くて柔らかくてお刺身が1番かしら。

神港では、釣り師の海風さんや、漁師さんが届けてくれますから、

メニューにメトゥイカの名前があった時は是非、召上がって見てくださいね。

5月25日(金) アサリとウズラの卵の芸術的模様/臨時休業のお知らせ。

緑が濃くなって来ると、私の子供の頃の楽しみの一つに潮干狩りがありました。

生まれ育った横須賀には、アサリが採れる海岸が多く、

夏島の貝塚は日本で最古の場所です。

小さい子でも、短い時間に直ぐにバケツに一杯とれて、

家に帰ると、味噌汁、アサリの炊きこみご飯、アサリの佃煮と料理が並びました。

神港では、今の季節、身がギッシリ入ったアサリの酒蒸しや味噌汁にします。

海水位の塩水につけて暫くすると、長い口を出して、水鉄砲をするように水を飛ばしますが、

同時に砂も吐きます。

お客様の召し上っだ後の貝殻を何気無く見ると、

1つ1つがステキなデザインの模様です。

貝が自分で柄を決めているとしたらかなり個性的ですね。

取れた場所によって似たのがあるようです。

御通しにつけることもあるウズラの卵の殻も色々あって見飽きません。

これは、本当か嘘か同じ親だと柄が同じだと聞いたことがあります。面白いですね。

臨時休業のお知らせ
29日(火)、30日(水)は、勝手ながらお休みさせて頂きます。またのお越しをお待ちしております。

5月18日(金) 店の周りの猫達

店に置いてある本の大部分が猫関係の本なのでお客様からなぜ?と尋ねられます。

神港が、三崎にあった時、猫は地域猫として可愛いがられ、

板前さんや店員さんにご飯をもらって良い距離で辺りの空気を和やかにしてくれていました。

神港には、クロとピーという2匹の猫がいて、

お客様に可愛いがられ、猫がご縁で、こちらに移ってもおいで下さっている方もあります。

保護猫、里親の会などと関わっていたこともあり、

自宅にもずっと猫がおりましたが、昨年22才で亡くなりました。

三浦から浜町まで通っているのも、そんな理由もありました。

昨今の猫ブームも犬と違い散歩や躾など余り手間がかからないし、

ご飯代もさほどというのが良いのでしょうね。

浜町の店裏の関豆腐店のミヨちゃん、路地のお弁当屋さんのミケ。

荒汐部屋には本も出ているムギとモル。

私も疲れた時には人形町の保護猫カフェ[たまゆら]へ。

元気になりますよ。

5月11日(金) 風薫る爽やかな5月

ついこの間まて、葉を落としていた、浜町公園に続くイチョウや店前の欅は

目にも鮮やかな緑で思わず深呼吸をしてしまいました。

皆様G.Wは如何お過ごしでしたか?

自宅のある三浦はこの時期は車が渋滞して大変なので、遠出はせずに、

いつもお世話になっている漁師さんや、釣り師の海風さん、港のおじさん達と、

お話ししたり魚を分けてもらったりしました。

口々に出てくるのは「魚が獲れなくなった」という話。

それでも、やっと釣れ出したカマス、今や貴重なメトゥイカ、

いよいよ脂がのって美味しくなったピカピカのアジをゲット。

連休後にも自宅の方にいつものようにタコやその日獲れた物が届いています。

アサリにも貝一杯に身が入って来ました。

連休明けでお疲れのお客様、神港でごゆっくりとお過ごし下さいね。

写真は海岸の浜昼顔です。

4月20日(金) ゴールデンウィークの営業予定。

G.Wの営業日のお知らせ。

28日(土)ランチ営業、29日(日)お休み
30日(月).5月1日(火).2日(水)は昼夜営業。 3日(木)~6日(日)まで連休になります。又、勝手ながら、来週月曜日23日の夕方からの営業はお休みさせていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。

***

先週末、鶴岡に行って来ました。雪を冠った月山と鳥海山に続く田植えを待つ庄内平野、

そして、どこもかしこも満開の桜。春が溢れていましたよ。

お土産はアグリセンターで買った山菜。

笹竹やコゴミ、蕗の薹、たらの芽やアマドコロ。

こちらでは余り知られていないアマドコロはさっと湯がいてお浸しや和え物に。

思ったほどアクやくせが無く、シャキシャキとした歯応えですっかり気に入りました。

孟宗竹や月山竹、根曲り竹などの筍はもう少し先だそうです。

さて、定宿にしている湯田川温泉で、温泉を使って籾を殺菌して、

発芽を促している光景をみました。

飛び切り美味しい「つや姫」の秘密をみつけました。

もちろん、そこでなければ買えないお酒もお土産の中にありますよ。

 

4月13日(金) 鶴岡と神港のご縁。

ホーホケキョの鳴き声に見送られる心地良い朝です。

さて、何度となく訪れてその度に人、文カ、土地、食べ物に魅了される山形県鶴岡。

日本で唯一、ユネスコの食文化創造都市に選ばれただけあって、

最寄り空港も、おいしい庄内空港という名前です。

庄内平野は言わずと知れたお米の産地。

出羽三山の清らかな水ときたら、やはりお酒。酒井様の城下町で、

天領地の大山地区では、江戸時代から酒造りが盛んで、

現在は、加藤清正の子孫という加藤嘉八郎酒造を含め4件の酒造会社が

すっきりとした辛口の酒をつくっています。

神港では、三崎で15年営業していた時のお客様とのご縁で、毎年2、3回、鶴岡で楽しんでいます。

春のお雛菓子、サクランボ、だだちゃ豆、

温海の赤蕪漬けなどの特産品を友人が送って下さいます。

浜町の店で使っているのは、主人の一押しの加藤加藤八郎酒造の大山、

と十水(とみず)で旨辛口のお酒で大変おいしいお酒で、最高金賞も連続受賞しています。

毎年2月に雪の中催される新酒蔵祭りも楽しみなイベントです。

その加藤さんが、昭和初期に莫大な私財を投じて城址の桜の山を公園に整備して、

毎年、桜祭りが開催されます。

というわけで、14日(土)はお店をお休みさせて頂き、桜の鶴岡に行ってまいります。

皆さんへのお土産は何にしましょう。お楽しみに。

4月6日(金) 春は、苦味。

もうすっかり葉桜になって、やわらかい若緑になった緑道ですが、

ボリュームのある八重桜は今が盛りです。

さて、この季節は、陽当たりの良い野山に山菜採りの楽しみに愛好家が、繰り出します。

三浦の自宅付近には、蕗の薹や明日葉、土筆などは普通に目にして摘む事が出来ますよ。

待ち兼ねた春にエネルギーが一斉に萌え出しますから、

これは厳しい冬を乗り越えた動物達にとっても、ご馳走なのです。

ところが、植物達も簡単に食べらる訳にいきませんから、大抵は、苦味、エグ味があります。

たらの芽の枝には鋭い棘がビッシリ。それを皮手袋をして従兄弟が摘んできて届けてくれました。

スーパーなどで、売っている親指ほどの芽が綺麗に並んでいるのは栽培物で、

自然の物はずっと力強い新芽でいかにも食べたら元気が出そうです。

それを店で早速、天ぷらにしました。残念ながら、3日間で終了。

代わりに春野菜の山ウドや筍が料理メニューに顔をみせましたので、

是非、春ならではの口福をお楽しみ下さいね。

3月30日(金) 鮮やかな赤色野菜にビックリ!

浜町界隈の桜は、瞬く間に満開になり、早くも散り始め、さながら桜吹雪です。

さて、三浦市特産の赤大根、レディサラダは名前の通り皮はチェリーピンク色で

中は普通の大根と同様です。

ピンクは女性を表し、生食用なので、この名が。

三浦大根に外来種を交配したものと聞いています。

先日、農家さんから分けていただいた青皮紅芯大根は、名前のとおり、

丸みを帯びた小ぶりの青首大根です。

これらを薄切りにして、軽く塩にした後、三杯酢につけると、

中の部分が鮮やかなピンクや赤色に染まります。

初めて作った時はビックリでしたよ。

紫キャベツやレッドオニオンでも同様に作り、お漬物や焼き物に添えたりします。

神港は開店当初から化調や添加物は使っていませんが、

紅花紅芯大根は真っ赤という感じで、さすが中国から輸入された品種と感心してしまいました。

赤、紫、緑、黄色、白、黄緑と野菜も色が様々、楽しいですね。

3月23日(金) サイタ サイタ サクラガ サイタ

暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年のお彼岸の中日は、

春の嵐と真冬並み寒気で都心も雪や霙が降りました。

そんな中、浜町界隈の桜は、五分咲きで、冷たい雨に打たれていました。

神港では、桜が咲く時期になると、手作りの桜の花びらの付いたガラスのお猪口、

桜の花の絵の小皿や小鉢やデザート皿、そして、煮物の人参が、桜の花に型抜きしたり、

甘酢でピンクになった大根を花びらに型抜きしてお漬物に添えたり。

店の中でも桜の季節を感じていただこうと思っています。

桜の句は色々ありますね。

[明日ありと思う心のあだ桜、夜半に嵐の吹かぬものかは]これは、親鸞聖人。

[木の下に汁も膾も桜かな]松尾芭蕉。

[酒なくて、何でおのれが桜かな]これは?

お花見は、今週、来週良さそうですね。お花とも一期一会、お楽しみ下さいね。