三浦で栽培されている減農薬のコールラビ(赤カブの一種)を蒸して食べようと思って、
買ったものの、とっても形が可愛いので、食べてしまうのがおしくなり、
お皿に水を入れて水耕栽培をすることにしました。
余り一般の八百屋さんでは、目にすろ事もありませんので、
これは何?と尋ねられることも多く、野菜です、と云うと皆さんビックリなさいます。
さて、水を絶やさず、時には外に出してやったりしても他の人参、
大根の頭の部分、サヅマイモの端っこなどの水耕栽培と同じく何も手がかからず
カウンターの上で暫くすると水に浸かった方からはヒゲ根がたくさん生え
上部からは立派な葉っぱが青、青と生えて毎日見るのが楽しみでした。
さて、ちょっと厚めで瑞々しい葉っぱがある時から、
虫食いのように、所々に穴が空いて来たものの、
水耕栽培なのでそうなるのかな、と特に気に留めずにいましたが、
いよいよ虫食い状態が酷くなったので、水を換える時に改めて良くみたら、
あらら!なんと、小さい青虫が3匹、様子を観察してみると特徴のある歩き方。
そう、これは尺取り虫の幼虫でした。いつ、卵からかえったのでしょう!
無農薬や減農薬、有機野菜はしばしばそういう事はありますが、
しかし、買った時は葉っぱがない状態だったので卵を産んだ尺蛾のお母さんはどこに産みつけたのか不思議です。
歩き方がユーモラスな尺取り虫は小さい幼虫の時代は緑で
蛹になる前は枝と同じ様に擬態するので、なかなか見つかりませんが、
気がつくと葉っぱの葉脈だけ残してすっかり食べられてしまいますから、農家にとっては、害虫です。
店のコールラビをもう1日そのままにしておきましたら、
翌日は哀れにすっかり葉っぱの美味しい所は食べられて芯だけになっていました。
というわけで、ごめんね、ということになりました。
今は、新のサツマイモの端っこが芽を出すのを楽しみにしているところです。
店は連休はお休みになります。