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6月21日(金) 新潟、山形地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます

神港のこのブログでも、以前から何度も紹介している、鶴岡市大山地区の加藤嘉八郎酒造。加藤清正を祖先にもち、江戸時代初期から酒造りをしている天領のこの地で、明治から創業している加藤酒造。

先週末から私は鶴岡で、いつもなら必ず加藤さんにお寄りするのですが、今回は、物産館で、加藤酒造の地域だけで完売してしまう特別なお酒を数種類買い店に送りました。

2日後の夜の震度6強の地震。すぐに専務の嘉隆さんに連絡。土蔵の崩壊、機械の破損、破瓶などあるけれど人的被害はないので大丈夫ですと。一夜明けて見ると被害状況が明らかに。

テレビではガックリ肩を落として呆然としている彼の姿。何と、半年間手塩にかけて育んだ特別な吟醸酒を含めて5000本以上が破瓶。言葉もありません。ただ、ただ、1日も早い復興を祈るばかりです。

7月29日(土) 何だか懐かしい煮物

炎天下から、クーラーの効いたビルや乗り物の中に入ると、体がホッとしますね。

でも、冷たい物やさっぱりとした口当たりの良いものばかり食べていると、

内臓から、体が冷えてしまいますよ。

さて、神港の料理は、本格的な板前さんの作る割烹日本料理とは違い、

どこか懐かしい家庭料理です。

暑い中、お出で下さったお客様が、肩の力を抜いて「ただ今、あぁ、疲れたぁ」と

テーブルに着かれると、「いらっしゃいませ」より先に「お帰りなさい。お疲れ様」と

お迎えする事も多いです。

お料理は、お刺身類はもとより、やはり煮物が喜ばれます。

今は、三浦の冬瓜と乾しエビの煮たの、昆布とナスを煮て冷やした物、

今年の月山のゼンマイの煮もの、新蓮の金平風、など色々ですが、

今日は、三方原から、送られてきたジャガイモを煮てみましょうか。

冷酒は、主人推奨の山形鶴岡大山の加藤嘉八郎酒造の「十水、とみず」を

杜氏さんお勧めオンザロックでいかがでしょうか。

このお酒は、燗酒コンテストで最高金賞を頂いているのですよ。

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諸磯の床伏(トコブシ)

この季節になると、日中、汗ばむような日もあります。

地元の漁師さんは、6月1日からの素潜り漁の解禁を前に、ボウチョウという漁法で、トコブシを沢山採ってきてくれます。

身が厚くて軟らかく、アワビにも負けません。煮付けたり、酒蒸しにしたり、本当に嬉しくなるくらい、美味しいです。

今、形の良いアジが、毎日届きます。もう、お腹に卵を持っています。

卵を出してしまうと、美味しくなくなるので、今は最高です。軟らかく甘いメトイカの時期なのですが、

今年は、影も見えない!と漁師が心配しています。

誰に聞いても、この季節にメトイカが来ないのは、変だ!といいます。

麦の穂が出る頃に、沢山捕れるスルメイカの小さいのは麦イカといって、今日、届けてくれました。

ワタの入ったまま、天ぷらにしたり、そのまま、塩焼き、煮付け、とどうやって食べても美味しいです。

是非、お出かけ下さいね。