紫陽花の花玉が雨露で重たそうな昨日、関東は梅雨入りしました。
前回のブログでは、三崎 の地イカのメトイカの事を書きましたので、
今日はメニューに地ダコの刺身とある、蛸(真蛸)の事を取り上げてみます。
神港が、三崎で営業していた時は、葉山から通っていたので、大体は、佐島の蛸でした。
今は、金田や松輪の蛸を蛸漁師さんが届けてくれます。
大蛸より、中蛸(1Kg~1.5kg)位のが美味しいです。
蛸って、結構、頭が良いです。
悪食で、何でも食べますが、特に貝が好きで、鮑でもサザエでも二枚貝でも、
貝の殻の穴から脚の先端から毒を入れて弱らせて貝をこじ開けて食べてしまいます。
漁師さんは、よく蛸が湧いた(沢山いる時)は、鮑が不漁だと。
海老、蟹も大好物。そういうものを食べているから、味が良いのかもしれません。
脚の付け根の奥に黒っぽい嘴の様なものがあって、主人は、それに噛まれた事も。
以前、獲りたての蛸を発泡スチロールの箱に入れて自宅まで持って来てくれる車に乗っていた時、
蛸が、グ~、グ~と凄い声で鳴いてビックリしました。
暫くして蓋を押し上げて、隙間から蛸が逃げ出し車内で逃げ回り私はキャ~キャ~大騒ぎでした。
まだまだ、面白い蛸の話がありますから、
毎年、蛸の事を書いている半夏生の頃に、続きを書きますね。
蒸し暑い、梅雨時には、夏バテを予防する蛸が1番。
どうぞ旨味のギッシリ詰まった三崎の地蛸をお召し上がり下さい。