3月に入ると、待ち構えていた様に春が一気にやって来ました。
この日曜日は、春のお彼岸の入り。
都内の、桜の開花も来週の予想ですが、花見で一杯は、もう少しかかりそうです。
さて、神港には、毎年、大山や宗玄の蔵元さんから、上等な酒粕が送られて来ます。
酒粕を使って、塩にした、サワラ、銀ダラ、生メカジキ、金メ、ホタテ貝などを漬けます。
人形町にある、魚久さんや、浜ノ院さんは、京都が元ですから、
西京味噌を使った、甘いものが主流です。
魚久さんは、西京味噌に粕を混ぜた床です。
浜ノ院さんは、浜町漬けと言う、江戸味噌を使ったのがあります。
ここのを食べなければ江戸味噌と言うのを知りませんでした。
甘味噌で、江戸時代は、60%がこの手前味噌だった様ですが、
熟成期間が短く塩が少ないので、持ちが悪いのと、
戦時中は信州味噌の3倍も米の量がかかるので、贅沢品という事で禁止になり、
今では横浜で一社だけこの味噌を作っていますが、
老舗店のドジョウ鍋や土手鍋の味噌は、江戸甘味噌だそうです。
魚漬けは奥が深くて楽しい作業です。どうぞ、神港でお楽しみ下さいね。
お彼岸の中日21日(祝)は、ランチをしていますよ。
写真は人形町の貴婦人の様な白蓮