5月19日(金) 目に青葉山ホトトギス初鰹…。

江戸時代に詠まれた有名な俳句に登場する初鰹。

赤道付近で生まれて、1年位したら、黒潮に乗って日本近海に北上してきます。

水温が20℃位のところを好みます。

高知県辺りは、3月、漁獲高1位の静岡県焼津には、ゴールデンウィークの頃。

鰹は、10年程生きて1メートルにもなる大衆魚で登り鰹はまだ小さいので脂は乗っていず、

サッパリとした味わいで、初夏の感じにピッタリです。

神港でもお客様には人気の酒の肴なのですが、今年は鰹の姿を余り見ません。

三崎に、鰹の餌のイワシを買いに来た鰹船の船員さんから話を聞いたら、

本当に獲れなくなった、と。

同じ話をイカ釣り漁船員からも聞いて相当大変そうです。

鰹は、インドネシアの辺りで乱獲されているらしいです。

食の歳時記に異変です。

それでも、今が美味しい鯵や鰈、サヨリや旬の貝などに、新ゴボウや蓮、可愛い新ジャガなど、

心を込めてお料理してお待ちしています。

そうそう、店主お薦めの山形鶴岡の加藤嘉八郎酒造の濃淳旨口の[十水、とみず]が

WGO2017のメイン部門で最高金賞を受賞しました。

その、お酒をお伴にね。

え、WGOって何?教えちゃいます。(ワイングラスで美味しい日本酒)のこと。

ちょっとムリがあるかしら、ね。

写真は三浦海岸の浜昼顔の花。

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